RDPファイルとは？リモート接続の履歴情報の削除方法についても解説

RDPファイルとは

リモートデスクトップ接続する際の設定を保存したファイルです。
接続先などの情報を保持しています。

RDPファイルの実体

RDPファイルは、遠隔のマシンに接続する何か複雑なものだと勘違いされる方もいるかもしれませんが、中身は単なる文字情報です。
リモートデスクトップ接続する機能はWindowsOSにそもそも備わっています。
RDPファイルは、接続先などの情報をもっているにすぎません。

RDPファイルを右クリックして、「プログラムから開く」を選択して、メモ帳などのテキストエディタを選択してみてください。

実際の中身は文字情報です。編集することができます。

履歴情報の削除の方法

以下の情報がキャッシュとして残る場合があります。
(1)接続に使用したアカウント情報(パスワード情報も含む)
(2)接続先の情報

共用パソコンでリモートする際などは、注意してください。
(特に(1)の情報を残さないようにしてください)

(1)接続に使用したアカウント情報(パスワード情報も含む)

Windowsの資格情報を消去した場合は、
RDPファイルを右クリックして、「編集」を選択。

「全般」タブから「削除」を押します。

コントロールパネル＞資格情報マネージャー＞Windows資格情報
からも消去することができます。

(2)接続先の情報

Windowsボタン+Rを押して、「mstsc」と入力すると、以下のような画面が表示されます。

接続先のコンピューターを選択する部分で、よく使用している接続先が候補として表示されます。

接続先候補として表示されないようにするにはレジストリを編集する必要があります。

(注意)レジストリを間違えて編集するとシステムに対して大きな影響を与えます。自己責任で作業を行ってください。
(参考) https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0609/02/news015.html

Windowsボタン+Rを押して、「regedit」と入力し、レジストリエディターを起動します。

以下のキーの中に、接続情報が保存されているので、消したい情報を削除してください。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Terminal Server Client\Default

パスワードを入力するのが面倒な方

RDPファイルを右クリックして、「編集」を選択。
「全般」タブから「資格情報を常に確認する」からチェックを外します。